■臨床心理士の資格について
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2005(平成17)年に臨床心理士などの心理職の国家資格化についての議論が起こりましたが、結局法案が通ることはなく、国家資格化についての結論は先送りとなっています。といった事例をわざわざ引くまでもなく、臨床心理士はあくまで民間の認定資格です。
資格認定を行っているのは、日本臨床心理士資格認定協会という文部科学省公認の財団法人です。同協会による資格認定が始まったのは1988(昭和63)年であり、資格そのものはまだ20年そこそこの歴史しかないことになりますが、学問としての臨床心理学や、それを実際に現場に適用する心理療法家、あるいは心理職と呼ばれる類の実践者は、片や精神科の医師から果ては生活相談所の職員などに至るまで、様々な人々がそれぞれの形で長い間活動していましたから、資格として形になったのが1988年というのは、認定事業の展開としてみれば遅いペースなのではないかという感があります。
これについては、同協会やその他関連の資料をみる限りでは1970年代に起こった大学紛争の影響や、臨床心理学を巡る大きな論争などがあり、それによって資格制度自体の確立に影響が出て、その後現状に繋がる体系となるまでに更に10余年が掛かったとされています。
臨床心理士は、こういった資格制度の中では珍しく資格の更新期限があり、その基幹は5年と定められています。これは、特に変遷の幅が大きい臨床心理学という学問を素地としているために、常に専門性の維持を目的として確立されているとされています。
参考文献・参考サイト
【参考資料】
・「臨床心理士になるには」 乾 吉佑 平野 学 編著 ぺりかん社 刊
【参考サイト】
・日本臨床心理士資格認定協会 |
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