日本看護協会では専門看護師を、「複雑で解決困難な問題を持つ個人・家庭や集団に対して、水準の高い看護ケアを効率よく提供するための、特定の専門看護分野の知識・技術を深めたものをいう」と位置づけています。
専門看護師制度は、1996年に始まったばかりで、人数も領域も今後増えていくことが予想されますが、2008年度に新たに「家族支援」分野が特定され、10分野となり第18回専門看護師認定審査で初の認定者が誕生します。
2008年2月現在、専門看護師登録者数は238名で、特定分野別では次のようです。
@がん看護(104名)A精神看護(44名)B地域看護(8名)C老人看護(12名)D小児看護(22名)E母性看護(14名)F慢性疾患看護(17名)G急性・重症患者看護(16名)H感染症看護(1名)I家族支援(未定)
専門看護師は、実践・相談・調整・倫理調整・教育・研究の6つの役割を果たすことにより、保健医療福祉や看護学の発展に貢献するのが役割です。
看護師というと、病棟や外来の特定の科に所属し、継続的に同じ患者さんに接するといった働き方ですが、専門看護師の働き方は少し異なります。
特定の科には所属せず、必要な時に必要なところへでかけて行き、病棟で最前線にいる看護師を後方支援するという役割です。
コンサルテーションの役割では、看護にはいくつかの難しい問題があり、患者さんや家族が問題をどのように考え、どのように解決するのか、気持ちを固める課程に付き合っていくというものです。
さらに、他部門との連携や調査という役割や、看護職に対しての教育プログラムを作成・実行、研究活動のサポートなどもします。
専門看護師になるには、保健師、助産師及び看護師のいずれかの免許を有し、看護系大学大学院修士課程で専門看護師教育課程基準の所定の単位を取得しなければなりません。
そのほか、看護の実務経験が通算5年以上、そのうち通算3年以上は専門看護分野の実務経験があり、その経験のうち1年以上は専門教育修了後の実務経験であることが必要です。
なお、平成20年4月現在、日本看護系大学協議会が認定している専門看護師教育課程教育機関は、34大学院・102課程設置されています。
参考文献・参考サイト
【参考文献】
・看護師とはどんな仕事か
【参考サイト】
・社団法人日本看護協会
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