心からくつろげる我が家、長く暮らしている街、顔なじみの人たち…。そういった環境の中で自分らしく療養生活を送りたい、と望む人が多くなってきました。
平成4年からスタートした「訪問看護ステーション」の数は、現在では全国各地で5500を超えています。
訪問看護師は、訪問看護ステーションから患者の自宅を訪問し、看護ケアを提供するほか、療養生活に必要なアドバイスや指導を行ないます。また、医師や各関係機関と連携をとりながら、看護のプロとして、在宅ケアに必要なサービスの使い方の提案もします。
訪問看護師の具体的な業務内容は…
・医師の指示に基づく医療処置
・病状の観察、血圧・体温などの測定
・注射、点滴、与薬
・入浴や排泄の手伝いなどの日常生活の援助
・在宅酸素や人工呼吸器などの医療機器の管理
・床ずれの手当てや防止するための工夫、指導
・機能回復のためのリハビリテーション
・嚥下機能訓練
・認知症のケア
・認知症の介護相談
・ターミナルケア(がん末期などの患者が自宅で過ごせるような手伝い)
・家族に対する介護支援 (介護方法の指導、あらゆる相談に応じることで心のケアもする)
訪問看護には介護保険や医療保険が適用され、病気や障害のために自宅で療養生活を送る方なら、年齢に関係なく利用することができます。「家族に見守られながら、自宅で自分らしい生活を」と望む人が増えているため、訪問看護師の需要は、より高まってくると思われます。
病院勤務の経験ならあるという方や、ブランクから看護師へ復職する人のために、(社)日本看護協会が行なう研修会(訪問看護養成講習会)があります。各都道府県の看護協会で実施していますので、これから訪問看護師を希望する人は、問い合わせをしてください。
ライター : 椎野裕子
参考文献・参考サイト
【参考サイト】
・(社)全国訪問看護事業協会
・(社)千葉県看護協会 |