専門看護師とは、複雑で解決困難な問題をかかえる個人、家庭、集団に対し、高水準の看護技術と知識をもって看護ケアをおこなう、専門的な看護師のことです。多様化がすすむ看護の現場では、熟練した看護技術とより高度な知識を求める声が高まり、これに対応するために(社)日本看護協会によって設けられた認定資格のひとつです。
専門看護師には、現在、以下の9つの看護専門分野が設けられています。
・精神看護・がん看護・地域看護・老人看護・小児看護・母性看護・慢性疾患看護・急性、重症患者看護・感染症看護
専門看護師は、「実践」「相談」「調整」「倫理調整」「教育」「研究」という役割を果たすことによって、看護学や保健医療福祉の発展に大きく貢献しているのです。「倫理調整」については、医療現場で倫理的な問題が増えてきたため、2004年度から専門看護師の役割に追加されました
専門看護師になるには、(社)日本看護協会が実施する専門看護師認定審査に合格することが必要ですが、この審査には受験資格が設けられています。
【受験資格】
保健師、助産師、看護師のいずれかの免許を保有すること
@看護系大学院修士課程修了者で、専門看護分野の専門看護師カリキュラム(総計26単位)を取得していること
A実務研修が通算5年以上で、3年以上は専門看護分野の実務研修があること(そのうち1年は修士課程修了後の実務研修であること)
外国で@Aと同等以上の教育を受けたと認められる者
認定審査は、1次審査が書類審査、2次審査が口頭試問となります。認定審査に合格すると、専門看護師認定証が交付され、登録を行なうと「専門看護師」として認定されます。日々進化を続ける医療現場に対応して専門看護師のレベル保持のために認定更新制をとっているので、5年ごとの更新審査を受けなければいけません。多様化、複雑化する看護の現場において、専門看護師の必要性は、ますます高まっていくようです。
ライター : 椎野裕子
参考文献・参考サイト
【参考サイト】
・ブンナビ!看護
・カンゴジョブ |