日本では、看護師の国家試験合格者が毎年3万人にのぼっています。これだけ新しい看護師が誕生しているにもかかわらず、医療現場での看護師不足はいまだに深刻で、全国のおよそ7割の病院で看護師が不足していると言われています。
「女性の仕事」というイメージが強い通り、看護師の約95%が女性です。一日中、多忙な立ち仕事のうえに、夜勤・準夜勤といった不規則な勤務形態は、相当な体力・精神力を要します。人の命にかかわる大切な仕事ではありますが、日本での看護師の働く環境は、あまり良いとは言えないようです。
院内保育など、結婚後も働きやすい環境を整える工夫がされ始めましたが、医療の高度化・複雑化はめざましく、一度退職すると再就職をためらう看護師も多いようです。また、医療機関の中では、ベッド稼働率をあげて収益を増やすという経営方針の所が増えてきたため、看護師の仕事は多忙と複雑さを増し、看護師が退職せざるをえないという悪循環に陥ってしまっているようです。
2004年に労働者派遣法の改正があり、看護師も派遣という働き方が選べるようになりました。さらに、現在ではインターネットが広く普及し、看護師専門の求人サイトも数多くありますので、希望の勤務条件にあったパート、アルバイトも比較的簡単に探すことが出来ます。
看護師の勤務先は、今までは病院・診療所といった医療機関がほとんどでしたが、社会の高齢化に伴い、老人福祉施設や訪問看護ステーション等からの需要も高まってきています。看護師に復職を希望する人のために、研修制度を設けている団体もあります。看護師不足を解消するためにも、働きやすい環境を整えることが望まれます。
ライター : 椎野裕子
参考文献・参考サイト
【参考サイト】
・看護師の資格・仕事ナビ
・年収ラボ |