動物看護師とは、主な勤務先を動物病院とする、その名の通り動物を看護対象とする仕事です。動物看護師が看護師と大きく異なる点は、対象の違いだけではありません。
動物看護師は看護師のような国家資格ではなく、様々に存在する団体が各々の基準で資格を与えているという決定的な違いがあります。専門学校で2年ないし3年の過程を修了した上で、認定団体の試験を受け、動物看護師として認定されるのがセオリーです。動物看護師を認定する団体は全国規模の団体である日本小動物獣医師会を始めとして複数存在し、それぞれの認定に基づく資格のため資格の名称や認定基準は団体により異なってきます。
群馬県における動物看護師の教育機関には、「群馬動物専門学校」があります。こちらの学校で学ぶことで、日本動物病院福祉協会認定の「動物看護士」の資格が取得できます。
動物看護師について現在問題となっているのが、公的資格を持った人材ではない動物看護師が、動物病院でどのあたりの業務までを行ってよいのかという点です。飼育動物の診療は獣医師の資格を持つ人間のみにしか許可されていませんが、肝心の診療行為についてのガイドラインがあいまいなため、尚のこと動物看護師のできる仕事分野があいまいであるという問題が生じています。なお、アメリカやイギリスでは動物看護師は国家資格となっており、動物に対する医療という面では日本は遅れているといっても良い状況にあります。
様々な認定機関による統一されていない規格であるという点から全国及び群馬県の正確な従事者ははっきりしていませんが、全国の動物病院の約8割、2万人程度が動物看護師として従事していると推定されています。
参考文献・参考サイト
【参考サイト】
・日本動物病院福祉協会 HP
・フリー百科事典「Wikipedia」 |