看護師が病人やけが人、お年寄りなどの看護を実践する仕事なのに対し、保健師は栄養や衛生についてチェックや指導を行う仕事です。保健師の種類としては地域の保健指導などを行う地域の保健師、企業に属してその企業の労働者の健康管理を行う産業保健師、学校で保健師の活動をする学校保健師などが存在します。
戦後の日本が飛躍的に復興を果たし、今では世界一の長寿国となった背景には保健師の活躍があります。国民病と呼ばれる結核が著しく減ったのも、保健師が衛生と栄養の知識を広めたからです。かつては女性のみの資格として存在し、保健婦と呼称されていましたが、1993年の法改正により男女の区別無く就ける職業となりました。
保健師の資格を得るには、国家試験に合格することが必要です。保健師国家試験の受験資格には、看護師国家試験の合格があり、看護師教育課程の修了が前提となっています。看護師の資格を取得してから保健師の教育課程を修了するか、看護大学で2つの教育課程を同時に修了するのが保健師の国家試験受験資格を得る方法です。
保健師として従事する人の総数は平成18年末で4万人程度、人口10万人当りでは31.5人という数字になっています。都市部では人口に対して保健師の数は少なく、10万人当りの人数が20人を切る地域も存在します。群馬県内で保健師として従事する人の数は800人に届かない位で、全国の平均値よりは比率が高いといえますが、多いとはいえない数字です。
参考文献・参考サイト
【参考文献】
・平成18年衛生行政報告例
【参考サイト】
・Job Job World
・フリー百科事典「Wikipedia」
|